(日刊新周南、2017年10月26日 記事より。)
受験生に「マインドフルネス」
~刀根さんが「ストレス・マネジメント」講座~
下松市の下松高校(吉永幸視校長)で24日、3年生の199人を対象にした「ストレスマネジメント講座」が視聴覚室で開かれ、周南市遠石の「とね臨床心理士事務所」代表、刀根良典さんの指導でストレス低減法「マインドフルネス」を体験した。
この講座は受験期の3年生の心のケアをしようと、同行のスクールカウンセラーだった刀根さんを講師に、2014年から毎年続けている。
刀根さんは「受験不安? それ大丈夫! ~受験期を無事に乗り越え、一回り大きな自分になる」をテーマに、受験での不安は敵ではなく、怠け者の自分を勉強へと動機づけてくれる強い味方であると説明。栄養のある食事と適切な睡眠の大切さも訴えた。
また「マインドフルネス」を習得することで不安に動じなくなり、否定的な感情や物ごとにとらわれることが少なくなると説明して、やり方を指導。生徒たちは背筋を伸ばして座り、呼吸に意識を向ける続ける瞑想に挑戦し、終わりに頭をすっきりさせるため腕を曲げ伸ばすなどの覚醒動作も学んだ。
木村佑輔君(18)は、「不安はあってもいいとわかってよかった。これを活かして勉強を頑張りたい」と話していた。