山口新聞の「東流西流」というコラムへの投稿が始まりました。
7月5日(金)から2か月間、金曜日の朝刊に掲載されます。
合計9回の連載です。
第1回目は「心を支える」です。
心を支える
臨床心理士で公認心理師(国家資格)の刀根良典です。八年前、周南市に「とね臨床心理士事務所」を開設し、県民の皆様方の心理相談を行っています。この東流西流では、心の健康をどうすれば維持増進できるかについて書いて行きたいと思います。
さて、私たちは生身の人間ですから、どんなに気丈な人でも不安やストレスに悩んだり、自分に自信が持てなくなったりすることがあると思います。そんなときは、臨床心理学と言う学問をベースに、来談者様の心を支え、解決に向けて支援する臨床心理士という人々がいます。医療分野だけでなく、教育・福祉関係等、様々な分野で私たちの仲間が活躍しています。身近には、小中高等学校のスクールカウンセラーも臨床心理士です。
悩むということは、ネガティブなことでも恥ずかしいことでもありません。悩みは人間を成長させてくれます。悩むことができるということは、人間として、よりよく生きたいという切なる願いが、その人の中にあるという証でもあります。自分の問題だから自分一人で解決しなければいけない、などということもありません。餅は餅屋と言いますが、何の分野でも、自分一人の手に余るときには、専門家を活用した方が解決は早いでしょう。
(周南市、とね臨床心理士事務所代表)
私の書いた記事は、山口新聞のホームページで読むことができます。
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第1回「心を支える」
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/touryu/2019/7-8/touryu0705fri.html