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●FMしゅうなん はじけて BAN BO~N!! 逐語に起こしました。

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FMしゅうなん はじけて BAN BO~N!! 
逐語起こし(2022年2月25日 放送)

 

 

○(番組パーソナリティ)山口新聞 星プラザ カルチャーセンターからのご案内です。カルチャーセンターは2月末まで全講座休講となっているのですが、3月1日から講座を再開することとなりました。感染防止対策に努めながら講座を行っていきます。今日は、3月12日に開設予定の特別講座「マインドフルネス瞑想」で講師を勤められる刀根良典さんにスタジオにお越しいただいております。刀根さんおはようございます。

 

  • (刀根)おはようございます。どうぞよろしくお願い致します。

 

○(番組パーソナリティ)よろしくお願いします。さて、刀根さんは臨床心理士・公認心理士でいらっしゃって、とね臨床心理士事務所の所長でもいらっしゃるんですね。

 

  • (刀根)はい。

 

○(番組パーソナリティ)カウンセリングルームで色々とカウンセリングの仕事をされていらっしゃるということで、まず、マインドフルネスという言葉。最近耳にはするんですが、どういうものかというのが、なかなかわからなくて。

 

  • (刀根)ああ、そうでしょうね。英語ですし、マインドフルネスと云っても、人によって色々なとらえ方がありますので、分かりにくいところがあると思います。

 

○(番組パーソナリティ)刀根さんは、長くマインドフルネスについて、研究・指導をしていらっしゃるということで、まずは、マインドフルネスというものは、どういうものかというところから教えてください。

 

  • (刀根)はい。マインドフルネスというものは、一言で言うと、ストレスリダクション法です。つまり、ストレスを軽減していく方法ですね。ストレス軽減には色々なやり方があるんですが、マインドフルネスというのは、一種の瞑想法なんですよね。瞑想で、ストレスを軽くしていくということですよね。それで、マインドフルネスの最大の特徴は、宗教性がないということなんですよね。つまり、瞑想法というと、なんか宗教のようなイメージがついて回るんですよね。ですが、マインドフルネスは、宗教ではなく、ストレス・リダクション法なのです。このプログラム群はアメリカで作られたものです。何かの物事を明るく、実用的なものに変えていくことに関しては、アメリカ人ってすごく上手です。例えば、ストレッチ体操ってあるでしょう。小学校や中・高、スポーツクラブなんかでもやっていますよね。あのストレッチ体操は、もともとはヨガですよね。そのままやるとちょっとインドのものが残るわけでしょう。それをストレッチ体操にしていったら全くなくなりますよね。

 

○(番組パーソナリティ)そうですね。

 

  • (刀根)明るくて、なおかつ実用的なものになっていく、そのような感じですね。ヨガがストレッチになった、その瞑想版だと考えてもよいと思うんですよね。

 

○(番組パーソナリティ)なるほど、そう聞くと、なんか手軽に取り入れられそうな気がしてきました。

 

  • (刀根)ええ。宗教が、ほとんど絡まなくなってくる。だから、アメリカで広まったんだと思います。アメリカ人の多くは、キリスト教徒でしょうからね。仏教の瞑想法では、やりにくかったのではないかと想像します。そこで、宗教性を取り除くという一手間をかける必要があったのではないかと思います。宗教ではなく、ストレス低減法ならば取り組みやすいし、人にも紹介しやすいですよね。

 

○(番組パーソナリティ)海外でも、大企業なんかで、このようなマインドフルネスなんかを取り入れるところが、今、多いようですね。

 

  • (刀根)そのように言われています。アメリカで盛んに実施されていることもあって、日本でもブームになっています。ですが、我々、日本人からすると、マインドフルネスは逆輸入なんです。マインドフルネスと英語で呼ばれていますが、元々は東洋のものです。つまり、マインドフルネスは、ずっと源流まで遡っていったら、2500年前に、菩提樹のもとで悟りを開かれたお釈迦様がされた瞑想法に行き着くんです。ですが、それをそのまま行ったら仏教と言う宗教になってしまいます。アメリカでマインドフルネス瞑想を実践している彼らの多くは仏教徒ではありません。そのため、狭い意味の宗教としての仏教では実践しにくかったのでしょう。ただし、認めているんですよ。素晴らしいものだって。それで、お釈迦様を源流とする瞑想法を、「マインドフルネス ストレス低減法」というものに変えて、宗教性をなくして、ストレス・リダクション法として、できるようにしたのがアメリカの研究・実践家の方々です。その中でも。とても有名な方が、ジョン・カバットジン博士という方です。その方が「マインドフルネス ストレス低減法(MBSR)」というプログラム群を創られ、弘められてます。

 

○(番組パーソナリティ)提唱されている方がいらっしゃるんですね。先生もその方に

 

  • (刀根)はい。私は、その方から直に習いました。直に習って終了証をいただいています。

 

○(番組パーソナリティ)そうなんですね。

 

  • (刀根)そのカバットジン博士から、英国の研究者がマインドフルネスを習い、自国に持ち帰っています。英国のオクスフォード大学で、マインドフルネス瞑想を「うつ病」の方の再発防止に使えないかということで、認知療法の大家と云われる人たちが研究して取り入れ、「マインドフルネス認知療法(MBCT)」というものができています。それは、オクスフォード大学名誉教授のマーク・ウイリアムズ博士という方など、3人で創られています。私は、そのマーク先生からも直に習いました。これがマーク先生との2ショット写真です。そして、これがマーク先生のサイン入りの修了証です。

 

○(番組パーソナリティ)写真を今日、持ってきていただいています。

 

  • (刀根)私は、「マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)」創始者のカバットジン博士と「マインドフルネス認知療法(MBCT)」創始者の一人であるマーク・ウイリアムズ博士の両先生から、マインドフルネスを直に習いました。だから、本当に、山口県というと、東京から見たら地方に見えるかもしれないけれども、ここで、一番の本物をお伝えしようと思っています。

 

○(番組パーソナリティ)そうですね。今回この下松で、この講座を受けられるということは、とっても貴重な機会になるんじゃないかなと思います。講座は、3月12日の午後1時から3時までの120分の内容で行われる予定なんですが、当日の流れといいますか、どのような内容か教えていただけますか?

 

  • (刀根)はい。チラシを作っていただいて、ここにも載っているんですが、まずはオリエンテーションです。安心・安全な瞑想の進め方について10分間ぐらいレクチャーします。その後は、ずっと体験重視でやっていこうと思っています。理論的なことは本を読めば分かりますからね。実修を行う予定にしている瞑想法は、一番基本の「呼吸瞑想」とか、それから歩いて行う瞑想の「歩行瞑想」、「ウォーキング・メディテーション」と言われているものです。それから、これは私が名付けたんですが、「休息瞑想(マインドフルネス・レスティング)」というものを、特別に皆様方にお教えしようと思います。布団の中でできる瞑想です。

 

○(番組パーソナリティ)瞑想って、あぐらをかいて、目を閉じて行うというイメージがあるんですけど。

 

  • (刀根)はい。実はですね、寝ながらする瞑想があるんです。一番の達人は、お釈迦様ですよ。涅槃のポーズってあるでしょう。亡くなられるときのお姿だとみんな思っていると思いますが、おそらく、いつもあのようにして休んでおられたんだと思います。特に晩年は高齢だったから、身体に負担の少ない、あの涅槃のポーズで瞑想して、説法もされておられたと思います。いよいよ涅槃に入られるときの様子は経典にも記載されています。ですが、涅槃のポーズでの瞑想は、亡くなられるときだけされたのではなく、日頃から、あのような身体に負担をかけない方法で瞑想をされていただろうと考える方が自然です。だから、実際はそのような身体に楽な方法もあるのです。

 

○(番組パーソナリティ)なるほど。常に姿勢をピシッとではなくて、リラックスした体勢でもできるんですね。

 

  • (刀根)布団の中でリラックスした体勢でできます。この姿勢で休んでいれば、しっかりとした休息が取れます。ですから、布団の中で、どうしても眠れないで、不眠に悩んでいる人は、瞑想すればいいんですよ。布団の中で。

 

○(番組パーソナリティ)そのうちに眠りにスーッと落ちそうですね。

 

  • (刀根)眠れます。スーッと眠れますよ。だから、寝る前にやって、それから、朝起きる前にやれば、すごく体調も良くなり、ベストコンディションで一日を過ごせます。これも、今回、ぜひお教えしたいなと思っています。

 

○(番組パーソナリティ)はい。基本の瞑想を学んで、そして、休憩が少しはいって・・・

 

  • (刀根)それから後は、これをどのように活用したらいいかという、応用編です。瞑想と言っても、今お話ししているような、健康によい瞑想法、心と身体の健康法を習うと思って受講していただいたらよいと思います。それとですね、受講者には独習用の教材をお渡しします。マインドフルネス瞑想に関するマニュアルと、瞑想への案内を、私の声で吹き込んだCDです。私のところで制作している、独自のCD教材です。この教材CDをオーディオ装置で再生すれば、講座で学んだものを、ご自宅でも一人でできるようになっています。これは、講座を受講してくださった方に、通常は2千円で販売しているものなんですが、今回の講座では、受講料の中に含めてありますから、とてもお得な講座だと思います。この教材CDは、書店では売っていません。私のところでしか入手できません。

 

○(番組パーソナリティ)講座を受けられた方にだけということですね。

 

  • (刀根)はい。受講者には、無料でお渡しします。

 

○(番組パーソナリティ)教材用マニュアルと、CDもついてきますので、お家に帰ってからも、それを聞きながらできるのでしたら、瞑想もやりやすそうですね。

 

  • (刀根)はい。CDを聞きながらできます。今後、3か月に1回、もしくは半年に1回ぐらいは「星プラザ カルチャーセンター」で講座をやってみたいと思います。この講座は特別講座なので、毎週とか、毎月とかいう間隔では開講していません。ですから、また、3か月か、あるいは半年かに1回ぐらいはやりたいなと思っています。私から、直に指導を受けたいという方は、不定期ですが、特別講座が開催されるときに、再び受講されたらいいと思います。

 

○(番組パーソナリティ)特に、こういう方にお勧めしたい、ぜひ受講していただきたいというのはありますか?

 

  • (刀根)はい。別に誰がされてもいいんです。特別この人にというものはありません。セラピーということになると、心に負担をかかえている人が受講するのかなと、そのように思いがちなんですが、私の方は、健康な人に特に弘めていきたいのですよね。健康な人が、瞑想をすることで、自分の持っている力を発揮しやすくなる、ということですね。例えば、今、自分が10の力を持っていたとします。ですが、自分の心にストレスがあると自分が持っている力が、10出ないでしょう。ストレス、様々な悩み、あるいは職場で色んなトラブルのようなものがあると、10持っている力も、結局、その職場では、5とか6とかしか出ない。そういう方が結構多いと思うんですよ。

 

○(番組パーソナリティ)皆、そうかも知れないですね。体は健康でも、心にストレスや悩みを抱えていると、100%の力はなかなか出せないですよね。

 

  • (刀根)ストレスが多いと、出ないですよね。それから、色んなことを考えるあまり、それが悩みとなって来ると、目の前の仕事にも集中ができなくなるんですよね。マインドフルネス瞑想をすると、ストレスが減ってくるから、10の力が、理想的には、10出せるようになるということですよ。10持っている力を、15出せとか、20出せとか言っても、これは無理な話ですよね。でも、10持っているんだったら、10の力を出すことができたら、いいですよね。だから、自分が持っている力を、仕事とか、勉強とかに、全部発揮していければいいと思うんですよね。そうすると何が起こるかと申しますと、そういういい仕事をしたり、学生さんであれば自分の力を発揮するような方法で勉強をすれば、世の中は必ず良くなります。何のために仕事をするかと言ったら、仕事を通して、世の中を良くするために仕事をしているわけですよね。学生さんもそうです。勉強って、社会をよくするために役立っていくわけですよ。ストレスが取れるのって、実は社会が良くなることにつながっていくんですよ。

 

○(番組パーソナリティ)そうですね。一人一人の心の持ちようで、社会も変わっていきそうですよね。

 

  • (刀根)その通りです。ですから、マインドフルネス瞑想を行うという事は、心身の不調をなくすという、そのような消極的なものではないってことですよね。

 

○(番組パーソナリティ)なるほど。私も考えが変わりました。

 

  • (刀根)本当に、バリバリ元気にね、仕事をしていく。勉強をしていく。研究をしていく。そういう自分が出来ることを通して、社会をよくしていくという、そのようなことに瞑想は役立つということです。だから、アメリカではGoogle、アップル、ヤフー等の有名IT企業でも、社員の研修に取り入れています。だから、マインドフルネス瞑想は心身が不調だからやっているわけじゃないんですよ。もっと積極的な意味の元に行われているわけです。

 

○(番組パーソナリティ)なるほど。100%の能力を発揮してもらうために、なんですね。

 

  • (刀根)その通りです。自分もよくなり、社会もよくなります。

 

○(番組パーソナリティ)わかりました。

さて、今回の講座の日程などを、改めてお伝えしておきますね。

特別講座「マインドフルネス瞑想」は、3月12日土曜日の午後1時から3時まで行われます。受講料は6600円、入会金などは不要です。受講された方には、独習用の教材CD、実施マニュアルもお渡し致します。この講座への参加のお申込みやお問い合わせは、星プラザ3階にあります、山口新聞「星プラザ・カルチャーセンター」までお願いします。電話番号は、0833-45-1100です。

今日は、「マインドフルネス瞑想」この講座の講師の、臨床心理士・公認心理士の刀根良典さんにお話しを伺いました。刀根さん、どうもありがとうございました。

 

  • (刀根)はい。「マインドフルネス 山口県」で、携帯かパソコンで検索していただければ、私のHPが出てきますから、ぜひご覧ください。

 

○(番組パーソナリティ)はい。先生のカウンセリングルームのHPもありますね。

 

  • (刀根)はい。「マインドフルネス 山口県」で検索をしてみてください。

 

○(番組パーソナリティ)検索すれば、すぐ出てきますので、こちらもご覧ください。先生どうもありがとうございました。

 

  • (刀根)はい、ありがとうございました。

 

 

2022年2月25日(金)10:10~10:30 

「FMしゅうなん」スタジオにて

 

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