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●2冊目を出版しました 「ストレスなく 自己成長し続ける教師 ~ 教育学部に学ぶ学生さんからの 質問に答えて」

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2冊目を出版しました 「ストレスなく 自己成長し続ける教師 ~ 教育学部に学ぶ学生さんからの 質問に答えて」
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教師の自己成長に役立つ情報が満載

先日、教育学部に学ぶ学生さんが数名来所され、将来の進路である教職について、いろいろとご質問をしてこられました。皆さん、なかなかに研究熱心な方々で、私が、かつて教職員をしていたことを誰かから教えられたということもあって、教職について、特に教師の自己成長に関する質問を中心に、いろいろと尋ねてこられました。

 

このときの学生さんからの質問は、次の八つです。

 

  • 【質問1】学級担任は保護者との建設的な人間関係を創って行くことが大切だと聞きました。そのことに関連して思いついた質問事項を七つ挙げますので、それについて何かお話しください。

 

  • 保護者から苦情や不満を受けた場合、どのように対応すれば良いですか?

 

  • 保護者から頻繁に連絡をしてこられる場合、どう対応すればいいですか? 
  • 保護者との信頼関係を築くために心がけるべき事にはどんなことがありますか? 
  • 保護者と意見が食い違った場合、どのように解決するのが望ましいですか? 
  • 問題行動を起こした子どもさんの保護者に、どのように伝え、協力を求めるべきですか? 
  • 保護者が忘れ物を届けに来た際や子供の送り迎えで学校に来た時などの短時間のコミュニケーションはどのようにすればいいですか? 
  • 新学期の開始時に、保護者への連絡をどのように行えばスムーズにコミュニケーションが取れるでしょうか?

 

 

  • 【質問2】学校はストレスの多い職場だということが、よく新聞やテレビのニュースにも取り上げられています。ストレスからメンタル不調にならないようにするには、どんなことに気を付けて、教師という仕事をしていけばよいでしょうか。

 

 

  • 【質問3】教員は、職責の重さを絶えず自覚し、 自己研修を常に求められている存在である、と云われます。それは、なぜですか? 

 

 

  • 【質問4】教師は、「幅広い知識教養」を身に付けることが必要だと云われます。それを身に付けるためには、具体的には、どんな取り組みがありますか?

 

 

  • 【質問5】「豊かな人間性」を持ち、信頼される教師になるために、具体的に、どのようなことに取り組んでいけばよいですか?

 

 

  • 【質問6】「教師としての専門性」を身につけるためには、具体的にどのようなことをすればいいですか?

 

 

  • 【質問7】「チーム学校」の観点も踏まえ、組織的に対応できる教師の資質能力を高めるために、具体的にどのようなことに取り組んだらいいですか。

 

 

  • 【質問8】学級経営についての質問です。刀根先生の書かれた「増補新版 学級経営実践マニュアル・・・教室はよみがえる」という本が出版されたので購入しました。ですが、時間がなくて思ったように本が読めません。何かよい方法がありますか。また、その本の使い方についても五つ質問します。お答えください。① 3章から実習内容が載っていますが、どんな場面で活用すればよいですか?

 

② 実習をする上で子どもたちに「ねらい」も伝えるべきですか?

 

③ 忙しくて時間をかけて目を通すことができません。どこから読めばよいですか?

 

④ 目次を見て気になるところだけ読んでも大丈夫でしょうか?

 

⑤ 学級経営の具体的な実践の紹介にとどまらず、教師の自己実現を促してくれる本だと思いました。再読する上でおすすめの章はどこですか?

 

これらの質問をしてくださった学生さんに心より感謝申し上げます。

 

 

 

現在、私は臨床心理士として教職員共済組合の事業に協力することで、先生方のメンタルヘルスの相談事業のお手伝いをしています。私にとりましても、このような機会が与えられることで、自分の教職に対する思いを振り返ってみることが出来ます。

 

そこで、試しに、その方々の了解のもとに、文字変換の機能のあるICレコーダーに質問と回答を録音し、文字に変換したらどうなるだろうと思い、その作業を行ってみました。休憩を入れて、3時間くらいお話ししました。この本は、こうして出来ました。

 

読み返してみて感じたことですが、教育学部の学生さんには、今は必要のない内容も沢山あるように思いました。

 

また、私が「日本人間性心理学会」「日本ホリスティック教育/ケア学会」等に所属して「ヒューマニスティック心理学」「ホリスティック教育」「スピリチュアルケア」等に関わる教育を研究領域の一つにしている「臨床心理士」ということもあって、心理臨床に関わる領域について触れた部分もあり、お若い学生さんには、あまり興味が感じられない、また抽象的で難しい内容と感じられる部分もあるかも知れません。

 

ですが、せっかく文字変換の機能のあるICレコーダーが、私が話したことを文字に変換してくれたので、それを編集して、とりあえずの原稿にしてみました。

 

文字に起こしておけば、今は必要ではなくても、将来、必要になった時に見直すことができるので、そうしておこうかなと思いました。また、原稿にしておけば、この先、先生になろうとする方々の、何かのお役に立つかもしれません

 

ただし、論文のように構成して書いたものではなく、思いついた内容を、取りとめもなく喋っただけの内容なので、言葉の使い方も、論の展開も、ずいぶんと軽くなっています。文章も喋り言葉のままにしてあります。ただし軽くなった分、親しみやすく、読みやすいかも知れません。

 

原稿にまとめたと言っても、質問された事に対して、その時に、ただ思い付いた事を喋ったに過ぎませんので、大事なことが、いくつも抜けていることだと思います。

 

また、私の回答も、将来は変わることだと思いますが、現時点で、自分が思っていたことを記録に残しておくと、その後の自分の成長が分かるかもしれないとも思い、原稿にすることにしました。

 

ここでお話しした内容は、このような方向で努力していけばよいだろう、という方向を示したにすぎません。教師は、こうあらねばならぬという「かくあるべし」ではありませんので、気楽な気持ちでお読みください。

 

また、本書で述べた事柄は一つの方法、一つの考え方に過ぎません。別の見方・考え方もあると思います。そこで、読んでいて、なるほどな、と思われた箇所だけ選んで取り入れていただければ、それで十分です。

 

本書が読まれた方のストレスを減らし、自己成長のお役に立ちましたら、著者としてこんなに嬉しいことはありません。

 

2025年4月

 

とね臨床心理士事務所  代表・臨床心理士 刀根良典

 

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