モールス信号の無線局
6月1日・トワイライトフェスティバルで開設
周南市和田のホタル祭り「トワイライトフェスティバル」で光アマチュア無線クラブ(鈴木英生会長)とアマチュア無線家の有志がフェスティバル会場の和田市民センターに今では珍しくなったモールス信号による無線通信のアマチュア無線局「光市新市誕生20周年記念局 8N4HKR」を開設する。
同クラブは光市だけでなく県東部の愛好家40人が会員。アマチュア無線は災害時の通信手段として有効なことから光市は毎年の防災訓練にも参加している。光市新市誕生20周年記念局は同市のPRのためにと10周年年でも開局した。
今回は、光市長名の開設同意書とともに総務省に申請して期間限定の無線局免許状の交付を受けた。今後、 9月の光まつり、 11月の光ふるさと祭りでも無線局を開設する。
今回の和田での開設は同クラブの会員で臨床心理士の刀根良典さんが和田小の教頭だった20年前、当時の和田公民館にアマチュア無線局を開設していたことから実現。この無線局は現在、運用していないがトワイライトフェスティバルでの開局は続き、コロナ禍で3年間中断したが、昨年再開した。
モールス信号だと言葉による通信より遠くへ電波を飛ばすことができ、昨年は北海道から沖縄まで全国の40~50局と、米国との交信にも成功した。
トワイライトフェスティバルでは、無線局は市民センターの玄関近くの部屋に午後6時半から8時半まで開設し、手首を動かす方式の発信機を使用する。鈴木会長は「モールス信号の見学で理科に興味がある子供を増やしたい」と話している。
トワイライトフェスティバルは和田の里づくり協議会(佐藤貴志)会長の主催で、午後5時から8時半まで開かれ、市民センター内に子供が遊べるキッズスペースやゲームコーナーを設け、バザーもある。近くの島地川沿いで蛍の群舞を見ることができる。
問い合わせは同市民センター(0834-67-2069)へ。
【出典:日刊新周南 2024年5月28日(火)記事】