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(6)「マインドフルネス」&「森田」人間学講座~、「マインドフルネス瞑想」を縦糸に「森田療法の人間観」を横糸にして織り上げられた「心の健康講座」~

 

●「マインドフルネス瞑想」と「森田(療法)人間学」の両方を同時に学べる講座です。思い立ったとき、いつからでも受講できます。

カテゴリー: お知らせ&ご案内心理的・性格的な弱点を乗り越え、弱者を強者に変容させる「森田療法理論」をベースにした「人間教育法」「森田人間学」講座(ベイシックコース)のご案内――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「マインドフルネス瞑想」を縦糸に「森田療法の人間観」を横糸にして織り上げられた「心の健康講座」

          「マインドフルネス」&「森田」人間学講座

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【趣旨】 私たちが生きていくときに出合う諸々の悩みやストレス等への対処法の基本を、事実を重んじる科学的な立場から、順を追って教えている森田療法理論を、医療や心理療法としてではなく教育(社会教育・人間教育)として学びます。更にこの講座では、森田療法理論に加えて、心身の健康を維持・増進し、人間の持つ潜在能力を向上・発揮させる上で効果的な「マインドフルネス瞑想」の実習を取り入れています。参加者の「自己成長」「自己実現」等をサポートすることを目的とする講座です。

 

【対象】・・・・・このような方にお勧めします

・「森田療法理論」、「マインドフルネス瞑想」を学ぶことで、健康増進、人間力向上、自己実現、等を図りたい方。

・受験ストレス、等に適正に対処できる「しなやかで強靭な心」を培う方法を知りたい方(受験生、保護者、他)。

・大勢の人前や、ここ一番の大事なところで、伸び伸びと実力が出せる方法を知りたい方。

・心配性、気弱な性格を陶冶し、自分に自信を持つことができる方法を知りたい方。

・学級担任、生徒指導・教育相談担当教諭、養護教諭、教育委員会指導主事、スクールカウンセラー、等の職務にある方で、生徒指導や教育相談に係る力量を向上させたい、と考えておられる先生方には、特にお勧めです、

 

【実施日時】ご都合のよいコースをお選びください。

・月曜(夜間)コース 原則として、毎月の第1、第3月曜日、19:00 ~ 20:30(90分間)

・土曜コース     原則として、毎月の第1、第3土曜日、10:00 ~ 11:30(90分間)

(開催場所、日時の詳細は「とね臨床心理士事務所」のホームページをご覧ください。)

 

【講座内容】レッスン①からレッスン⑫までの12回で構成されています。レッスン①からレッスン⑫までが

円環状プログラムになっていますので、どのレッスンからでも始められます。12回受講して下さい。

レッスン① ・「心のとらわれ」はなぜ発生するのか、どうすれば抜け出せるのか
レッスン② ・性格の生かし方を知る
レッスン③ ・体験交流(分かち合い)と「マインドフルネス瞑想」の実習(1)
レッスン④ ・感情の法則
レッスン⑤ ・不安の正体と「生の欲望(森田正馬)」
レッスン⑥ ・体験交流(分かち合い)と「マインドフルネス瞑想」の実習(2)
レッスン⑦ ・行動の原則
レッスン⑧ ・「あるがまま」と「純な心」
レッスン⑨ ・体験交流(分かち合い)と「マインドフルネス瞑想」の実習(3)
レッスン⑩ ・森田療法の人間観
レッスン⑪ ・森田人間学で「あるがまま」に自分らしく輝いて生きる
レッスン ⑫ ・体験交流(分かち合い)と「マインドフルネス瞑想」の実習(4)      (一巡しましたら再びレッスン1に戻ります。どのレッスンからでも始められます。)

  

【講師】  とね臨床心理士事務所 臨床心理士 刀 根 良 典

日本マインドフルライフ協会・理事  日本自律訓練学会認定「自律訓練法認定士」

日本森田療法学会 日本自律訓練学会 日本人間性心理学会 日本スピリチュアルケア学会、等会員

 

【研修会場】 とね臨床心理士事務所 カウンセリング・オフィス「ZEN」(山口県周南市)、遠石公民館、他 

 

【参加費】  学生、並びに事情のある方は無料。その他の御方は、ご負担のない適当な額を御志としてご寄附ください。本講座を継続していくための支援金として大切に使わせていただきます。

 ●【受講申込み】  「とね臨床心理士事務所」ホームページ「個人カウンセリング申し込みフォーム」からお申込みください。受講定員が埋まりましたら、空きが出るまで、お待ちいただくことがあります。ご了承ください。

●各月の詳しい開催日時は、当ホームページの「Information  お知らせ」をご覧ください。
「Information  お知らせ」は、最初のページにあります。

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(参考資料)

森田正馬が語る「森田療法」

(昭和9年10月10日・森田正馬の「神経質講義」レコード録音より)

Yuo Tube で、この講演をしておられる 森田先生 の肉声を聴くことができます。

(  https://www.youtube.com/watch?v=NtY5mgDveSk  )

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記念講演と致しまして、かつて私が、新たに定義を与えたところの“神経質”というものについてお話しいたします。これはもと、神経衰弱といいならわしてきたもので、この神経衰弱は、従来、ますます宣伝されて、人々を恐怖せしめておる病名であります。複雑なる生活から起こる文化病とか、心身過労の結果起こるものであるとか唱えられていますけれども、これらはみな誤りたる考え方であります。

 

この病名を、今から60年ばかり前に,米国のベアードという人がつけた名前で、その以来、種々の病理説がとなえられ、物質的、精神的に、ほとんどかぎりのない治療法が試みられていますけれども、そんなことではけっして治らない。治ったようでも間もなく再発して、慢性不治のものとなります。しかるに、私がはじめて、大正4年頃からこの病の本態を発見して、ようやくこれを根治することができるようになったのであります。

 

一口にいえば、この病は精神的に気のせいで起こるものであって、けっして神経の衰弱から起こるものではありません。これは主として、ある特殊の気質の人に起こるもので、私はこれを“神経質”と名づけて、神経衰弱という病名を否定したのであります。通俗雑誌や新聞広告などでは、この神経衰弱の恐るべきことや、種々のインチキ療法や、随分立派な博士達からも宣伝されて、この神経質の患者をそそのかしておるのであります。

 

しかし、せんじつめれば、これは実は病ではないから、これを病気として治療しては、けっして治らないが、ただこれを、普通の健康者として取りあつかえば容易に治るのであります。

 

これから起こる症状は種々雑多で、ほとんどきわまりがない。頭痛もちとか・女の“血の道”、持病の癪とかいうものも、この中(うち)に属します。普通ありふれの不眠、耳鳴り、めまい、心悸亢進、脈摶結帯、胃のアトニー、下痢便秘、腰の痛み、性的障害、その他頭がぼんやりして読書ができないとか、手がふるえて字がまったく書けないとか、あるいは赤面恐怖、不潔恐怖、その他各種多様の強迫観念があります。中には、まる二年来まったく眠らないとか、鼻の先がチラチラして気になるとか、あるいは口の中がムズムズして、常に心がそのことばかりに執着していることが数年にわたっているとか、ほとんど思いもよらぬ様態がたくさんにある。衰弱、或いは意志薄弱とか、精神の変質とかいうものでも何でもありません。

 

これは実は、何かの機会に、常人に誰にでも起こる不快の感覚を、ふと気にし出したということから起こるもので、この後は、これを神経質の性質で、自己観察につよくて、ものを気にするということから、常にこれを取り越し苦労するようになって、あけくれ、そのことに執着することから、次第次第に、その不快感覚が憎悪するようになります。のちには、これがあたかも夢におそわれるように、事実でないものを、その本人の身にとりては、実際に重い病気のような苦悩にかられるようになるのであります。

 

それは、神経質の患者がつねに申し合わせたように告白するところの、「他人からはまったく病気ではないように見えて、ただ自分ばかりが苦しい。こんな損な病はない」という風に言う通りであります。すなわち実際の病気ではないということは、これによってもわかるのであります。この私の発見は、コペルニクスの地動説にも比較することができるかと思います。それは、神経質が従来の医学で、身体の変態、異常から、他動的に起こると考えていたものが、実は、自分自身の心から自動的に起こる、ということになったからであります。

 

この理論によって、神経質の、従来、難解であった種々の複雑な症状が簡単に説明されて、容易に全治することができるようになったのであります。

 

この発見は、もとより私でも、けっして一朝一夕に成功したものではありません。かつて二十余年の間は、従来のいわゆる神経衰弱の物質的・精神的の医学的療法はもとより、通俗療法、迷信療法までも、やりつくして後に、はじめてその苦心が報いられたのであります。それじゃ、これまで。

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 ●報道番組60 Minutes—マインドフルネス特集 ジョン・カバットジン出演 アメリカでの「マインドフルネス」の様子が報道されています。

https://www.youtube.com/watch?v=ADKi1xEZ4ts

 

 

by Konomachi Inc.